昨日スレッズに、
「創作活動をしたいと毎日思うのに、実際に作って思い通りにできない、自分には才能がないと突きつけられるのが怖くて、手が進まない」
と投稿したら、コメントで「他人と比べないほうがいいですよ」と何件かもらったんだけど、それについて考えたい。
自分がこういう気持ちになるとき、つまり、創作をしたいと思うのにしないとき、頭の中で何かを考えているのかというと、何も言葉は浮かんできていない。ただ、作りたいと思っているけど、なんとなく今はやめとこう。みたいな感じで、いつまでたっても手が進まない。
手が進まない理由を考えたときに、「実際に作って思い通りにできない、自分には才能がないと突きつけられるのが怖くて、手が進まない」ということなのかなと思った。
これは、わたしの場合、他人がどうのとかよりも、父親が影響しているように思う。
父は、すごく厳しいヒステリックな人だった。
やりたいと思ったことを肯定してもらった記憶がない。
わたしは子どもの頃から絵を描くのが大好きだった。小学生のころは、いつか漫画家か画家になりたいと思っていた。
幼稚園や小学校低学年のころは、父からも、絵を褒めてもらえることが多く、私は父や母のことが大好きだったし、褒めてもらえたら、すごく嬉しかった。
それが、次第に変わっていった。
漫画家や画家は才能がある人しかなれない。(おまえには才能がない)
絵がかけても仕方がないと言われることが増えていった。
なのに、弟と私を比べて、「れなは才能があるけど、お前はないな」と弟に言っていたりした。それを聞いているとき、悲しい気持ちになった。
とにかく、ヒステリックな人なので、父が思い描く理想の娘になろうとした。
「自分はこれをしたい」という感情が全くなかった。
「とにかく、家の中にいるこの人の、機嫌を取らなければ」と自分の言動を選ぶ生活を、小さな頃から10年以上過ごしていた。
家の外でも、人とどう関わったらいいのか分からなかった。過剰に人の機嫌を気にしてしまうのは、父親の影響だと思う。
大人になってから、他の家では、父親が怒鳴ったり殴ったりしないと知って、驚いた。
それで、自分はアダルトチルドレンなんだと気付いた。
ずっと、他人の機嫌を取って子供時代を過ごしてしまったので、自分が本当は何がしたいか、どんな人間なのかが分からなかった。
カウンセリング受けたり、自分のすきなこと、きらいなことをノートに書き出したりしながら、自分について考えるようになった。
そこで、「わたしは、本当は、絵が描きたいのではないか?」と思うようになった。