とにかく、流れに身を任せるということを意識している。
店の話でいうと、
「お店に人が来てほしい。」
「いいと思ってほしい。」
「珈琲を頼んでほしい。」
「珈琲をおいしいと思ってほしい。」
「帰らないでほしい。」
とか、そんなことを無意識に考えてしまうことがある。
「◯◯してほしい、◯◯になってほしい」が意識として浮かんできたら、そう感じている自分の気持ちを受け止めつつも、意識的に消すようにしている。
人はコントロールできないのに、無意識に、コントロールしようとしてしまっていることが多い。それで、悲しくなったり辛くなったりする。
わたしは自分の店のことを、もちろんいいと思っているけど、うちの店が合わない人はたくさんいるし、珈琲が苦手な人もいるし、珈琲が好きでもうちの店の珈琲は濃くてあんまり、という人もいるのだ。
自分の価値観を押し付けたくない。押し付けられたくない。
悲しいと思うから、悲しくなる。
なるようにしかならないと思ったら、悲しくならない。