5年くらい前に、デザインの情報発信をしてみようと思った。
というのも当時付き合ってた人が、そういう情報発信をしていて、私もできるんじゃないかなと思った。
やってみたら、想像通り、人々から支持してもらえるようになった。
一番多かった時期のフォロワーは18万人になった。ブログを運営したり、YouTubeをやってみたり、本を出したり、なんだか色々やってみた。
私は、人が何を感じるのか分析したり、どうしたら情報を分かりやすく伝えられるかを考えるのが得意だった。
だから、大衆の反応を見て、「やっぱりそうだよね」と思った。
運営している間は、自分の存在をほぼ感じさせないように気をつけていた。
私は消して、人々の求めてそうなことをずっと発信し続けた。
2、3年やってみて残ったのは、虚無感と絶望だった。
誰のために、なんのためにやっているのか分からなかった。
毎日が地獄のように感じた。
すごいって言われるし、お金も入るし、家族も喜ぶし、それでいいんじゃないか。と何度も自分に言い聞かせていた。
私は私が気持ち悪かった。全然、良くないと思った。
それで、全部やめて、自分が本当にいいと思えるような喫茶店をやろうと決めた。